前回更新からまた1ヶ月ぐらい経った。
直行直帰の仕事が余裕で帰社できるぐらい爆速で終わったけどサボって即帰宅し書いている。
今年はそこそこ映画館で映画を見れてるので、片思い世界とかアノーラとかウィキッドとか教皇選挙とか見たけど、時間が経って完全に熱量が失われたので特に感想書く気なし。もう色んな感想見ちゃって俺の感想がどんなだったかそもそも行方不明。
実は下書きに少しだけファーストキスの感想と悪口を書いていたんだけど、書き切れても順番前後するしなという感じで諦め。
土曜日に今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はとトワイライトウォリアーズを見た。
トワイライトウォリアーズは文句なしにめちゃ面白かった。エンディングで九龍城砦の市井の生活をドキュメンタリーっぽく映し続けるのも、当時偏見の目で見られてた場所でも人がいて暮らしがちゃんと紡がれてたことを訴えかけるようで、ただエンタメとして消費させない矜持を感じた。
良い映画だし基本的にはアクションなので、物語とかに対して語ることは特にないけど、ワイヤーアクションカッコ良すぎて発勁的な技を俺も使えるようになりたい。
それはそれとして、問題は今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はの方。
タイトルが長えから今日の空が〜と略す。ポスターだけ見るとただの爽やか恋愛映画っぽいけど、やけにSNSで話題になっていたので池袋まで見に出かけた。
中盤まではHSPっぽい特性の友達少ない男女2人が仲良くなる過程を映すような映画なんだけど中盤で急転してドライブしていき、最終的にはまた恋愛的なる方向に急着地するような映画だった。
この映画の嫌なところは主人公の小西の性格の悪さと距離の詰め方の異常さに尽きる。
同じ授業で気になる女性(河合優実)を見つけた小西が出席票の代返を無理矢理頼み、その後校舎で出会った際に話しかけ、授業を一緒に抜け出し仲良くなっていくんだけど、小西の一つ一つの動作がストーカー的すぎて気持ち悪いし、お互い他人を見下す形で壁を作るような性格なのになんの訝しみもなく、よく君達仲良くなったねという感じもする。出会ったばかりで水族館にデートに行っていきなり身内が亡くなった話して泣くみたいなこともいくらフィーリングが合った相手だとしてもしなくないか?と思わずにはいられない。
映画を通して、小西の人間性が繊細さ以外ほぼ描かれないので、性格が悪い以外の要素が何も伝わってこなくて見ながらに腹が立ってくる。
唯一の友達に八つ当たりでキレるシーンとか本当に最悪すぎる。大学生でいくら未熟でもあんなんにならんやろ。
めちゃくちゃ良かったところとしては、さっちゃんの告白シーン。なぜ小西なんかを好きになったのかは理解に苦しむものの、中盤のめちゃくちゃに長尺の告白シーンの演技は度肝を抜かれる。理性で感情を制御したいのに、言葉を尽くせば尽くすほど泥沼にハマるし、やめどころも目的も見失って言葉を継ぎ続けて結果心のうちを全部だしてしまうような傷だらけの告白シーンといった感じで、この告白シーンから伝わる人間性の魅力だけでみんなさっちゃんを好きになると思う。
その後の展開はさっちゃんが物語と小西の成長(ほんとにしてるか?)の犠牲になるような展開に思えてそれもとても嫌だった。
色々文句はあるけど、宇多丸さんの映画評聞いたら調べたりするに、原作は話の骨子は同じながらももっと小西に都合のいい奉仕的な物語になっているようで、物語を変えずにできる限界まで女性側の存在感を大きくしているらしく、監督の手腕はすごいとのこと。流石に原作を読む気にはなれないですが。
映画オリジナルだと思われるイスラエルの虐殺に対する明確な反戦メッセージはありがたいと思った。
映画館じゃないと見切るのが厳しいと感じるような映画だったので映画館オススメです。
そんな感じです。