理想的なスピードで

28歳既婚男性の日々の悩み

クリームソーダ

僕はクリームソーダが好きだ。

緑色のソーダに絶妙な大きさの白いアイスが乗っており、挿し色のように赤いさくらんぼが添えられている。小規模ながら一つの宇宙があるような完成された見た目をしている。美しすぎる。

しかしながら上手に飲むことができない。正解の飲み方が分からないのだ。

アイスをアイスとして食べて、ソーダを飲めばいいのか、ソーダにアイスを溶かして飲めばいいのか分からない。味だけで考えるなら別々に味わった方が絶対に美味しい。ただ、アイスを先に食べてしまうと甘さで舌が麻痺してソーダの味が分からなくなるのだ。そしてソーダを先に飲み干すのはあまりに大変すぎる。

仕方ないからアイスをソーダに溶かして飲むと、脂肪分がソーダに混じってぼやけた味の甘い飲み物になる。アイスの香りも薄れてしまう。

だからクリームソーダを好きだと思いながら、飲み終えたあとに本当にこれが飲みたかったのだろうかと毎回少しだけ後悔を感じる。

なお、どんな飲み方をしてもさくらんぼからは飾り以上の味はしない。

誰か本当のクリームソーダの楽しみ方を教えて欲しい。

 

いつかは君と本当の空を飛べたらなぁってそれだけさ。

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はを見た。

前回更新からまた1ヶ月ぐらい経った。

直行直帰の仕事が余裕で帰社できるぐらい爆速で終わったけどサボって即帰宅し書いている。

 

今年はそこそこ映画館で映画を見れてるので、片思い世界とかアノーラとかウィキッドとか教皇選挙とか見たけど、時間が経って完全に熱量が失われたので特に感想書く気なし。もう色んな感想見ちゃって俺の感想がどんなだったかそもそも行方不明。

実は下書きに少しだけファーストキスの感想と悪口を書いていたんだけど、書き切れても順番前後するしなという感じで諦め。

 

土曜日に今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はとトワイライトウォリアーズを見た。

トワイライトウォリアーズは文句なしにめちゃ面白かった。エンディングで九龍城砦の市井の生活をドキュメンタリーっぽく映し続けるのも、当時偏見の目で見られてた場所でも人がいて暮らしがちゃんと紡がれてたことを訴えかけるようで、ただエンタメとして消費させない矜持を感じた。

良い映画だし基本的にはアクションなので、物語とかに対して語ることは特にないけど、ワイヤーアクションカッコ良すぎて発勁的な技を俺も使えるようになりたい。

 

それはそれとして、問題は今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はの方。

タイトルが長えから今日の空が〜と略す。ポスターだけ見るとただの爽やか恋愛映画っぽいけど、やけにSNSで話題になっていたので池袋まで見に出かけた。

中盤まではHSPっぽい特性の友達少ない男女2人が仲良くなる過程を映すような映画なんだけど中盤で急転してドライブしていき、最終的にはまた恋愛的なる方向に急着地するような映画だった。

この映画の嫌なところは主人公の小西の性格の悪さと距離の詰め方の異常さに尽きる。

同じ授業で気になる女性(河合優実)を見つけた小西が出席票の代返を無理矢理頼み、その後校舎で出会った際に話しかけ、授業を一緒に抜け出し仲良くなっていくんだけど、小西の一つ一つの動作がストーカー的すぎて気持ち悪いし、お互い他人を見下す形で壁を作るような性格なのになんの訝しみもなく、よく君達仲良くなったねという感じもする。出会ったばかりで水族館にデートに行っていきなり身内が亡くなった話して泣くみたいなこともいくらフィーリングが合った相手だとしてもしなくないか?と思わずにはいられない。

映画を通して、小西の人間性が繊細さ以外ほぼ描かれないので、性格が悪い以外の要素が何も伝わってこなくて見ながらに腹が立ってくる。

唯一の友達に八つ当たりでキレるシーンとか本当に最悪すぎる。大学生でいくら未熟でもあんなんにならんやろ。

 

めちゃくちゃ良かったところとしては、さっちゃんの告白シーン。なぜ小西なんかを好きになったのかは理解に苦しむものの、中盤のめちゃくちゃに長尺の告白シーンの演技は度肝を抜かれる。理性で感情を制御したいのに、言葉を尽くせば尽くすほど泥沼にハマるし、やめどころも目的も見失って言葉を継ぎ続けて結果心のうちを全部だしてしまうような傷だらけの告白シーンといった感じで、この告白シーンから伝わる人間性の魅力だけでみんなさっちゃんを好きになると思う。

その後の展開はさっちゃんが物語と小西の成長(ほんとにしてるか?)の犠牲になるような展開に思えてそれもとても嫌だった。

 

色々文句はあるけど、宇多丸さんの映画評聞いたら調べたりするに、原作は話の骨子は同じながらももっと小西に都合のいい奉仕的な物語になっているようで、物語を変えずにできる限界まで女性側の存在感を大きくしているらしく、監督の手腕はすごいとのこと。流石に原作を読む気にはなれないですが。

 

映画オリジナルだと思われるイスラエルの虐殺に対する明確な反戦メッセージはありがたいと思った。

映画館じゃないと見切るのが厳しいと感じるような映画だったので映画館オススメです。

 

そんな感じです。

ガンダムジークアクスを見た

敵の記事からはや1ヶ月どころか2ヶ月、ほんとは週1ぐらいで書きたかったけど、全く書く時間がない。

風呂に入ってる時間に書く予定だったけど、意外とゆっくり1人で風呂に入る日が最近ない。

 

敵と一緒の日にジークアクスを見たんだけど、その感想。

ガンダム全く見たことなく、最近やってた水星の魔女だけ見たことがある程度。コナン大好きおじさんだしハヤテのごとくを読んでいたのでシャアのこととか有名セリフとかなんとなく知ってる程度の知識だけど結構面白かった。

何が面白かったかを考えると、緑のおじさんのキャラが良かった。

あと終盤の展開がまさにアニメの1話っぽくて良かった。

プラズマ流れるところで画面全体のテンション上がって盛り上がるのも良かった。

アニメ化したら楽しく見ます。

ガンダムのデザインが流石にエヴァ感ありすぎて赤く塗ったやつ最早2号機の姉妹だろ。

時間空きすぎて正直もっと色々思ってたことあったけど忘れました。

 

なので、ファーストガンダムを身始めたのだけど16話まで見て少し飽きてしまった。ロボットが好きなのに同じロボットしか出んからな…あとガンダムって合体ロボだったんだという衝撃を受けた。

敵を見た

先日敵を見た。

今年また初めての映画になった。やたらに面白かった。

この日は、前週に仕事関連で受けていたとある試験の1回目が終わったので、妻が娘を見てるから1日先に遊んできていいと言ってくれて敵とジークアクスを見た。

本当はロボットドリームズとどうすればよかったかを見たかったけどうまくスケジュールが組めなくて敵とジークアクスを見たのだけど正解だった。

ネタバレも交えて感想書くので嫌な人は見た後で読んでください。

 

敵は、元大学教授で、随分前に妻にも先立たれて、口座の残金から生きていられる日数を逆算して、遺言書まで用意して、ある種心穏やかに生きている77歳の儀助のPCのもとに敵がやってくるという旨の迷惑メールが送られてくる物語。全編モノクロ。

原作は筒井康隆で吉田大八が監督である。面白くないわけがない。

 

あらすじを書いていて全く映画の説明にならないタイプの映画なので見て欲しいのだけど、やっぱり滅法面白かった。

序盤から中盤にかけては儀助の大学教授時代の教え子達との交流や丁寧に暮らす儀助の生活がユーモアもありつつ映されていくのだけど、中盤以降寄る歳の影響や時代の変化といった影響が儀助の生活に不穏さを少しずつ差し込んでくる。

後半にかけては、孤独感と人生への内省、人生への後悔とそれに伴う羨望から、何が現実なのか分からないようなパラノイアックな描写が増えていき、儀助の葬儀で映画は終わる。

 

気付かない振りをしてしてきた靖子への下心や過去の自分の靖子への接し方、妻への申し訳なさ、フランス文学の教授でありながら恥を恐れて妻とフランス旅行すらしなかったこと、老いにより好きなものを今まで通り食べることすらできなくなっていく自分のカラダ、それらからくる自分の矮小さ惨めさを、人生の終盤だからこそ正直に振り返ってしまいそれが心を壊していくのを見ていてとても人ごとに思えず、恐ろしくなった。

妻に先立たれたら俺は儀助ほどまともな人間として生きることもできず、内省に耐えられる心もなく、もっと無様にすぐにぶっ壊れてしまうのではないかと思う。

 

少し丁寧に老後を生きている自分の生活について、昔なら普通だった生活を送っていても今では贅沢だと言われると妄想の妻に語りかける儀助の可哀相さは耐えきれない。

 

人生にとっての敵が、自分が歩んだ人生の失敗や後悔そのものだとするなら逃げ場がない。

 

特に男性にとって厳しい物語ではあるのだけど、生活や会話ひとつひとつにユーモアがあるし、全く派手な話ではないけど108分飽きることなく見られるのでオススメ。

 

久々日記

ここの所、頭を使ってない気がして不安になってきたので考えたこと等を日記に書いて安心したいと思い久々に更新。

仕事は惰性でこなせる程度の経験年数になったし、努力して上を目指すほどのモチベーションは持ったこともなければ持つ予定もないので平日の日中は殆ど反射だけで生きている気がしている。そのせいで、すぐボケるのではないか?健康体で老後迎えて楽しみたいけどこのままだと無理じゃないか?みたいな不安が付きまとう。ボケ防止のためにも今年の目標は頭を使うこと。

 

文章を書くことが苦手だ。推敲が苦手だし長時間の集中も苦手だし、読書は好きなのによい文章が何かもよく分からないので、上手くなり方が皆目見当がつかない。なので頭の中にある思考の断片をひたすらに書き連ねて何となくフィーリングが伝わる文章っぽいものを書いていく感じになりそう。

 

とりあえず接種したエンタメの感想を書くことを目標にするけどあんまりルール決めると書かなくなるし何でも日記ぐらいの気分でいく。

この日記も年明けに書くと決めたのにたかだか500文字程度のこの文章すら書き切るのに1ヶ月経っているので、三日坊主にならないといいな。

三日坊主になった瞬間所信表明みたいなこの記事がクソダサい記事筆頭になってしまう感じがするし。

BUMP OF CHICKEN TOUR 2019.11.4 aurora ark

バンプのツアーファイナルを東京ドームで見た。

今回のツアーは最初の会場のメットライフドームでも見ていたし、アンコールを除けばそれと完全に同じセットリストの日だった。

でも、2週間近く経った今日もまだBUMP OF CHICKENへの熱が冷めない。

何が理由かは分からないし、個人的な思いがああいう形で表出しただけなのかもしれないけど、あの日の藤原基央は様子がおかしかった。それこそ本当に最初から、藤くん今日テンション高いな、いつもよりカッコつけてるな、イキり感すらあるななんてことを思いながらずっとライブを見ていたら、アンコールが終わってからの俺のバンドカッコいい発言からの突発2曲が始まった。

いつもしっかり練習して、最善の状態でパフォーマンスを見せるバンドが、こんな感情の昂りだけで、いろんな至らなさも抱えながらも、めちゃくちゃカッコいい本当の意味でナマのライブを行ったことに心を動かされたし、涙がこぼれた。この数分間だけで、このバンドの今までの全部が本物だったと信じられたし、これからも信じられる気持ちになった。

 

ライブを見る前からずっと流れ星の正体という曲について考えていた。ライブを見てもっとこの曲について思いを馳せた。

昔から藤原基央は相手のためにと思うエゴを肯定する人間だった。真っ赤な空を見ただろうかや、ひとりごと、セントエルモの火といった曲や、ラジオやインタビューでの発言からも見て取れる。多分彼の中でみんなに音楽を届けたいと思える原点がこの考え方にある。

昔ラジオで(それがエゴだとしても)優しくなりたい人は優しい人だと思うと言っていて、高校生の頃その言葉に随分救われた。

流れ星の正体は、つまるところそういう気持ちの詰まった曲だ。いまのBUMPがどんどん新しいことをすることや、大きくなっていくことの理由が感じられる曲。

BUMP OF CHICKENは相手が今BUMPの曲を必要としてなくても必要な時に気付けるように、歳を取ってBUMPから離れていった人にすら届くように、君の事情とは関係なくいつでも目を向ければ側に居られるように、お節介のエゴ全開で、全力で各々に寄り添う曲を作り続ける。そんな強い意志がこもった曲だ。

強く歌い切って終わるところが僕はとても好きだ。

 

勝手に全力で曲を届けてくれるから、勝手に全力で受け取り続けるよ。